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14.マラガの町をブラブラ (2)

[バスツアーの後半ルート]
丘の頂部にあるヒブラルファロ城址を後にしてバスは市街に向かって一気に坂道を下る。ビクトリア礼拝堂(Santuario de la Victoria)の前を通り、ピカソの生家があるメルセー広場(Plaza de la Merced)をゆっくり一回りしてVictoria通りに入る。これを下るとまたアルカサバの、今度は裏側に出てくる。さらにトンネルを抜け由緒がありそうな市役所のそばを通ってカテドラルの前に出てきた。当初は結構大きな町と思ったが車で走ってしまうとあっという間にまた市街に戻ってきてしまった。人口60万というとこんなものだろうか。


Santuario de la Victoria(ビクトリア礼拝堂)、イスラム統治下のマラガをキリスト教軍が奪還する際の野営地だった場所に建てられた教会。後に礼拝堂と修道院が造られた。


ビクトリア礼拝堂の近景。


 Victoria通りを下っているとPICASSOの文字の入った赤いシートで覆われた建物が目に付く。どうも工事中(改築中?)の建物のようだ。マラガはピカソの生まれた町、日本の建築現場の青か白のシートとはちょっと雰囲気が違う。

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幼少時のピカソも遊んでいたというメルセー広場。ピカソの生家が広場に面してあり博物館になっている。

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Merced広場に面したピカソの生家の並びで見かけた「ピカソ語学学校」(Instituto Picasso)。日本人のスペイン語留学先としても知られている。

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アルカサバの下をくり抜いたトンネルに入る手前で。

バスは今朝通ったAlameda通りを逆方向に進み賑やかなセントロを通り過ぎそうになったのであわてて下車した。結局、最初に乗車したバスターミナルに戻る手前で降りたことになるので定かではないが、この観光バスコースは一回り1時間半ぐらいのようだ。

[マラガの繁華街]
後で地図で確かめるとこの町の繁華街は1km四方もない範囲に収まっていてブラブラするには丁度良い広がりだ。時刻は土曜日の昼時、人通りも多くかなりの雑踏を呈していた。ヤシの木の並木道に誘われてプエルタデルマル(Puerta del Mar)という通りに入ってみると例によってオープンカフェの店が並んでいる。その一軒の道路沿いに空席があったので一休み、周りはやっぱり観光客風が多い。そばのちょっとした広場に のマークが目印の観光案内所があったので市街地図をゲットする。さあ何処かに良いレストランはないかとレストランが並んでいそうな仲通りを物色しながら歩く。

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ヤシの木の並木が美しいPuerta del Mar通り。


ボックス型の小さな観光案内所。中には若い女性が一人いて観光客の問いかけに対応している。簡単な市街地図なども手に入る。 


休んでいたカフェの席から見た観光案内所の遠景。

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観光案内所広場の別の角にもPICASSOのシートがかかっていた。

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この辺りは表通り、裏通りに限らずレストランは多い。しかも例によって道路にテーブルがはみ出している。

とある店の前でマネジャーらしき男が上手な口上(?)で客引きをしていたのに乗せられ、結局入ることに。この店の客種は観光客が中心のようだが日本人好みの小じんまりした小じゃれたレストランで、その名前にTaberna(酒倉という意味がある)とあるだけあって入口脇には壁一面がワイン棚になっていてワインボトルが並んでいた。

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入ったのは「Taberna de Jorge」というレストラン。各フロアはそれほど広くないが半地下、1F、2Fに席があり空いていた半地下の方に席を取ったが、すぐに2組入ってきた。

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結構値の張るパエージャを頼んだのだが味、量ともにイマイチでハズレ。

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半地下の店から道路を見ると流しの一団が演奏中。のどかな土曜日の午後の雰囲気が流れる。

レストランを出てさらに中心街を探訪。この町のショッピング街で高級ブティックや商店、カフェが立ち並ぶラリオス通り(Marqués de Larios)はまさしくマラガの銀座通りだ。さらにラリオス通りの奥にある憲法広場(Plaza de la Constitución)に寄った後今度はカテドラル方面に向かう。この辺りは旧市街の中心で中世時代の街中に迷い込んだのではないかと思わせる雰囲気がある。以下、写真をご覧頂きたい。

午後の時間はまだ中途半端に残っていたのだが、気が向けばまた来れると思い見残しは次回に回すことにしてトレモリーノスに戻ることにした。

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この街きっての有名なショッピング街、ラリオス通り(Marqués de Larios)。憲法広場方向を望む。

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憲法広場(Plaza de la Constitución)の一角。

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ラリオス通り。憲法広場を背中にするとこんな感じ。

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ある仲通りに入ったところで見かけた「ZARA]の店(日本名は「ザラ」)。 スペイン生まれの有名ファッションブランドで子供服から婦人服、紳士物、雑貨まで扱う。これまでの業界の常識に反して新商品開発にわずか2週間しかかけず、少量在庫で商品の回転を高めるというユニークな経営方式で成功している。ヨーロッパ中心に全世界で1000店以上、日本でも20を超える店を展開中。


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16世紀に建設が始まり18世紀に終了したが、資金不足で右側の塔が未完。写真は左の塔。

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カテドラルの前から出ている観光馬車。観光客には結構人気がある。


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カテドラル②。ゴシック、ルネッサンス、バロック様式が混じっているとか。

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カテドラル③。左の塔。

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カテドラル近くで見かけた道路・施設案内標識。上から「港沿いの大通り(Av.Manuel Agustin Heredia)」、「市役所(Ayuntamiento)」、「ビクトリア通り(C/Victoria)」、「アルカサバ(Alcazaba砦跡)」、「マリナ広場(Plz.de la Marina)」などを示している。

 

 

 

 

 


 


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