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18.マドリード③(再び旧市街) [15/9北スペイン]



 [プエルタ・デル・ソル]

アランフェスからの帰りはアトーチャ駅をやり過ごし地下鉄のソル駅まで来て下車。レンフェ(スペインの国鉄)の近郊線C-3は地下鉄1号線に乗り入れているので乗り換えなしで来れる。

エスカレーターに続く階段を上って地上に出るとプエルタ・デル・ソル(Puerta del Sol)広場の真ん中だった。日本語では「太陽の門」となるがマドリードの街の中心であり、市内観光もここから始まることが多い。


「太陽の門」の名前は、15世紀頃のマドリードの最も古い市街を取り巻く城壁の門の一つとして、太陽が昇る東を向いた門であったことに由来するとのこと。


この広場、特別の見所があるわけではないが、いつも大勢の人で溢れている。
広場に入ると否応もなしに目に入る「カルロス3世」の騎馬像、マドリード市の紋章にある「クマと山桃」の像、東京日本橋にあるような主要街道の「ゼロkm起点」を示すプレートなどの周りは人だかりになっていて観光の定番だ。

広場の南側を通るマジョール通りを西に進めばこれまた必見の「マジョール広場」(Plaza Mayor)もすぐだが、ホテルが近いので一度部屋に戻って出直すことにした。

一息いれてから夕暮れの街を改めて散策し、適当なレストランを見つけてスペイン最後のセーナ(cena:晩飯)を取ることに。



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地下鉄ソル駅下車、
階段を上がって地上に出るとプエルタ・デル・ソル(太陽の門:Puerta del Sol)の広場だった。カルロス3世の騎馬像が目前に。





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広場自体はそんなに大きくはない。







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広場の真ん中に赤いひし形の枠に"Metro"の表示が立っていて、地下に下りる入口がある。






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マドリード市のシンボル「クマと山桃」の像の前で写真を
撮るカップル。





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国道の0km起点を示すマンホールの蓋のような石板プレート。






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直訳すると”放射状幹線道路の起点 0km" となるが、要するに "国道の0km起点"。






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ソル広場からの景観。正面左の通りがアルカラ通り、右側はマジョール通りか。






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北側の建物の屋上に有名なシェリー酒「ティオ・ペペ(TIO PEPE)」の看板(夜はネオンサイン)がある。昔からこの広場のランドマークになっている。最近知ったのだが数年前にアップル社のリンゴに置き換わったことがあったらしいが、市民の顰蹙をかって復元されたという。少なくとも15年9月にTIO PEPEは存在していた!





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ソル広場からホテルに向かう途中の歩行者天国、プレシアードス通り(Calle del Preciados)。






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プレシアードス通りを行くとグランビア大通りのカジャオ広場(Plaza de Callao)にぶつかる。





   [マジョール広場の辺り]

ホテルに戻ってさっぱりした後、改めて旧市街の散策に出た。
マジョール広場の手前で「サン・ミゲル市場」(Mercado de San Miguel)を見つけて入ってみた。昔は地元の青果市場だったらしいが、近年観光客を意識したお洒落なグルメ市場に変身させたらしい。

生ハム、チーズ、シーフード、スイーツなどの専門店が並び、持ち帰っても良し、その場で食べるも良し、バルもあるというフードコートのさきがけのようなものだ。

市場を出てすぐそば、東側になろうかマジョール広場があった。ちょうど宵の8時になりさすがに薄暗くなってきた。

市場を囲むポルチコ(柱廊)には歴史と伝統を感じさせる店やカフェが並んでいる。広場側のテラス席が晩飯の客で混み出すのはもう少し先か。

マジョール広場はかってマドリード最大の市場が開かれていただけでなく、闘牛やサッカーの試合、公開処刑まで行われていたという。そんな光景を広場に面した建物の住民が窓やベランダから見ていたのかと思うとちょっと興味深い。

広場を取り囲む建物はフェリペ3世時代の17世紀初めに完成したが、18世紀の大火で一度消失している。現在見ている4階建ての建物は19世紀中盤に完成したもの。

マジョール広場を出て夕闇迫る旧市街をブラブラし結局入ったレストランは、地下鉄1号線オペラ駅前広場に面した店だった。スペイン最後の夕飯なのでいつもより高級感のある店に入ったつもりだったが、味が特に良いわけでもなかった。



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マドリードのホテルは内装がちょっと変わっていた。壁一面が写真になっている。





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部屋の水回り。バスタブはなかったが、いろいろな個所からお湯が出る先進的なシャワーなど、それぞれの設備のデザインが斬新。




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ホテルから下ってくると地下鉄1号線のオペラ(Opera)駅のある広場に出る。王立劇場に面している。




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王立劇場(Teatro Real)の正面。


 



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日曜日、夕暮れ前のアレナール通り。歩行者天国の散策を楽しむ人たちの服装は気楽そのもの、飾らないスペイン人気質が出ている?




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きれいな石畳で歩き易い。




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アレナール通りからちょっと入ったところにある「サン・ミゲル市場」(Mercado de San Miguel)。






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2009年に観光客を意識した21世紀の洗練された市場として生まれ変わった。ソル広場、マジョール広場に近く値段はツーリストプライス?





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中に入ると、肉、魚、フルーツなどの生鮮食品店、惣菜店が豊富に揃っている。カウンターもあるので食前酒とタパスで小腹を満たすこともできる。





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ここはスイーツの店のようだ。




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サン・ミゲル市場側の門から薄暗くなりかけたマジョール広場に入った。





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広場の催しに見入る人たち。





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フェリペ3世騎馬像。広場整備を命じたのはフェリペ2世だが、建設はフェリペ3世時の1617年に始まった。





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現在見ている広場は1854年に完成したとのことだが、取り囲む建物の外壁があまり見かけないチョコレート色というかえんじ色なのは何故?





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マジョール広場からテアトロレアル(王立劇場)に向かって歩くと左手に教会の尖塔が見えた。






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この旅の最後の夕食で入ったのは、メニューの左上にあるTaberna Real(タベルナ レアル)という店。値段はそこそこ高い。前菜とメインをキチンと注文した。





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定食ではないので赤ワインのボテージャ(壜)を頼んだ。







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白いテーブルクロスは、店の格をそれなりに高くさせている(!?)





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何をオーダーしたのか思い出せないが、ワインと野菜と肉(?)の組み合わせは健康的に見える。





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レストランを出たのは10時少し前、ライトアップされた王立劇場が浮かび上がっていた。






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