8.アンティグア生活つれづれ②(サッカー他) [グアテマラ アンティグア]
[アンティグアに住んでみて:サッカー ]
アンティグアのサッカー場(ペンサティーボ市営スタジアム)のピッチ。収容能力8,000人だがこの日の観客数は2~3千人といったところか。バックスタンド側から。
影。
グアテマラのサッカーは最近のFIFAランキングで90位(日本50位)だからそんなに強くはないが、それでも国内リーグ(1部は12チームで構成)がありシーズン中は毎週試合が行われている。
アンティグアにも「アンティグアGFC」という地元プロチームがある。1部(リーグ)と2部を行ったり来たりの状況で残念ながらあまり強くはない。
だから国内で優勝したことはないが2001年に唯一1回だけ準優勝の記録が残っている。
ところで、アンティグアの町にも小さいながらサッカー場はある。
そのことは出発前に見たブログで知っていたので是非そこで試合を見たいと思っていた。
現地に来て西語のクラスで聞いてみると、「毎週ではないが、普通日曜日の昼間にやっているはず」という情報があった。
ある土曜日街に出た時に観光案内所で聞いてみたところ、応対の男性は「明日の日曜は試合があるよ。」と言う。
早速、サッカー場の場所を地図で調べると先日スペイン語の課外授業で行ったコーヒー農園(ラ アソテア)の手前にあり、歩いても30分ぐらいで行けそうだ。
日曜は休息日だから下宿にいても食事のサービスはない。
それなら早めに街に出て朝食をすませ、それから11時キックオフの会場に向うという計算で下宿を出た。
朝食はセントロに近い一度入ってみたかったレストランに決め寄ってみたまではよかったがちょっと甘かった。
立派な門構えの店でちょっと入りずらいところもあるが、とにかく中に入ると大きなパティオがありテラス席でも食べられるようになっている。
日曜の朝ということで遅めの朝食を楽しんでいる観光客などで結構混んでいたせいか、頼んだパンケーキのセットがなかなか出て来ない。
結局朝飯を済ませるのに思わぬ時間を食ってしまい、急いでサッカー場に向かったものの、 ”ペンサティーボ(PENSATIVO)"という名の付いた市営のサッカー場には遅刻、すでに試合は始まっていた。
あるレストランのパティオ(中庭)にあるテラス席。
中庭に面して回廊があり手入れが行き届いた緑もセンスがいい。
どこの国も同じで贔屓チームのユニフォームを着た連中の後を追えば間違いなくスタジアムに辿り着く。
隣り町のホコテナン(Jocotenango)に向う街道から右に入るとそれらしき建物が見えた。
正面にペンサティボ市営スタジアム (Pensativo Estudio Municipal) とある。並んだ切符売場はPreferente (優先席、バックスタンド) とGeneral (一般席、ゴール裏) の窓口で、前者30Q(約400円)、後者は25Q(約300円)だったので前者を購入。因みに名前の"Pensativo"とは「物思いにふける」とか「考え込んだ」と辞書にある。これが市営サッカースタジアムの名前なの!? よく分からんが別の意味があるのかも・・・
ピッチはサッカー専用、全面天然芝で手入れもよく思いのほか本格的だ。一方観客席はコンクリート製の階段が座席、個人シート席ではないが天気さえ良ければ観るには支障はない。昔の日本もこうだった。
周りを見渡すとご多分に洩れず熱心なサポーター風の大人が圧倒的だが、子供(時に犬連れ?も)を連れた家族も結構見かける。
日曜日の昼時、家族皆でのんびりアイスを舐めながらのサッカー観戦、そんな風景はアンティグア住民の普通の生活なのだろうか ? 新しい中産階級が増えているのかも知れない。
とに角、どこの国に住んでいても休日の過ごし方などはあまり違いはないのは確かなようだ。
後で調べると「アンティグアGFC」はこのシーズンは2部所属で、相手サカチスパとは実力差があったのか、それともホームゲームのせいだったのか、スコアは6-1の大勝だった。
地元チームのユニフォームは緑に白の縦縞カラー。こちらから見るゴール裏の一般席は結構埋まっている。
目の前で一人のプレーヤーが負傷、しばし立ち上がれず試合は中断。
地元チームがゴール!!! 立ち上がりタオルを振って大喜び、いずこも同じだ。空にはあらかじめ用意していたのだろう紙吹雪が舞い上がった。
スタンドではおばさん、娘さんの売り子がスナック菓子やアイスを売りに来る。
アイスで一杯の箱を抱えたおばさん。左側にいる家族ずれの子供がアイスをねだっている(?)。
犬にまでユニフォームを着せた若いお父さん(?)。
子供(?)に見える売り子さんも。
バックスタンドのスコアボード。前半を終わってアンティグア(Antigua)対サカチスパ(Sacachispa)戦は5-1の大差、この後6-1で終了。
試合は終了、勝ち試合に満足げな雰囲気で出口に向かうサポーター。
(以下、「9.アンティグア生活つれづれ③」に続く)
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